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カラーを極める。【調合理論】カラー剤を作る前に

February 1, 2017
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約 4 分

初めましての方もそうでないかたも、こんにちは ヤマシタショータです

1日5名様限定予約でフリーランスの美容師をしております

ここでお会いしたのも何かの縁、今日は少しばかりお付き合いくださいませ

今日は完全に美容師さん向けです 一般読者の方すみません 置いて行きます

マニアックです スーパーマニアックな調合理論です

これ読んで落とし込めばあなたも今日からカラーリスト言い張っていいです

ではさっそく

まずそもそもヘアカラーの理想的な仕上がりとは?

まずゴールを定めないと進んでいけませんからね

ヘアカラーの理想的な仕上がりとは根元から毛先にかけて2レベルほど明るくなっていて、毛先の方が彩度の高い状態です

理想の仕上がり カラー

これです

これを実際に人の髪の毛に乗せてみると

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このようになります

 

 

「え?なんか別に普通じゃない??」と思った方大正解です

根元から毛先にかけて2レベル明るく、毛先の方が彩度の高い染め方は普通に綺麗な仕上がりを作るのに必要な染め方なのです

 

もちろん、ここにハイライトやグラデーションなど様々な技術もプラスされていくわけですがあくまでそれは応用です

究極に綺麗なワンメイク(一色染め)ができなければ応用技術も映えてきません

ワンメイクでは根元から毛先にかけて2レベル明るく、毛先の方が彩度の高い仕上がりが理想なのです

まずはこの染め方で理想的なワンメイクを目指していきます

カラー剤を作る前に

前回までの記事でお客様の「希望色」の決定と「毛髪診断」は済んでいます

それをいざ髪の毛に落とし込もうとしているのですが、希望色と使用カラー剤の色番号は対応しないことを頭に入れておかなければなりません

例えば、お客様が「8レベルのピンク」にしたいと言っても「8ピンク」のカラー剤では希望色には絶対になりません ただのオレンジになります

これほんと惑わされるんですよね ベージュの薬使ったらベージュに、 アッシュの薬使ったらアッシュになると思いがち・・・

ウエラはその辺いい感じですよね、6/45 とか 8/68とは ぱっと見何色かわからないですもんね

とにかく、カラー剤を作る前に先入観はとっぱらって頭真っ白にして考えてください

お客様の言う「希望色」とカラー剤の「色番号」のズレについて

はい真っ白な頭で考えてくださいね!

お客様が「私は赤くしたいのぉー」と言ったらカラー剤は何を使いましょうか?

「レッド」でしょうか? 赤くしたいなら「レッド」でしょ!って単純か。

まぁ話の流れからしてこれは間違いなのは皆様お気づきでしょうが、間違いです。解説します、マニアックに

 

お客様の希望色は「赤」です

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おそらくこのような色を言っているものと思われます

ではここで「レッド」のカラー剤を使うとどうなるかというと

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はいそうです オレンジになります ズレがありますね なんでー

結論から言うと、「ピンク」のカラー剤を使わなければならないんですね なんでー

それを理解するには【アンダートーン減法混色げんぽうこんしょくという概念が必要なんです

アンダートーンとは

黒髪をブリーチしたり、カラーの色が抜けてくるとレベル(明度)が上がっていきます。
メラニンが壊れて抜けたときの髪色をアンダートーンといいます
アンダートーンを色相環にあてはめると、次のようになりますアンダートーン

意味ぷーですね

つまりは染める前の髪の毛にも「色」があるんですよって話です

髪の毛は金髪だと「黄色」なんです これは想像つきますね

黒髪だと「紫」です ハァ?って感じですが下記の図をご覧ください

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これだと想像がつきやすいですね

髪の毛の色を分解していくとこのようなアンダートーンが出てくるのです

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このアンダートーンを理解できないとカラーは上手になりません

減法混色とは

減法混色とは、「赤」「青」「黄」を組み合わせて色を表現する方法です
減法混色は、色を重ねるごとに暗くなりすべてを混ぜると黒(正式には黒に近い色)になります
この「赤」「青」「黄」は「色の三原色」とも呼ばれます

Primary3Colors_Subtractive

ヘアカラーの場合、染める髪の毛には上記の通りアンダートーンがあります

その「アンダートーン」と「カラー剤の色」を組み合わせて希望色を作りますよーということです

アンダートーンが「黄色」で希望色が「緑」なら使用カラー剤は「水色」ですね

アンダートーンが「黄色」で希望色が「黒」なら使用カラー剤は「青」ですね

では先ほどの「私は赤くしたいのぉー」の方はどうすればいいのでしょうか

染める前の髪の毛はだいたいこのように褪色していますね

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アンダートーンは見ての通り「オレンジ」です

3原色 オレンジ

ではオレンジに何色を組み合わせれば「赤」になるのか

3原色 ピンク

そうです「ピンク」です

これでなぜ赤に染めたいときにピンクのカラー剤を使わなければいけないかわかりましたね

もちろん、他の色も同様です 「アンダートーン」と「カラー剤の色」を組み合わせて表現します

まとめ

いやー考えることが多いですね まぁカラーなんて頭の中の仕事9割ですもんね 頭が良くならないカラーはダメです

でも今回までで髪色も決まり、毛髪診断も済み、染める前の注意点も把握しました

次からはヘアカラーの醍醐味、実際の【調合理論】について書いていきます お楽しみに!

出典:We heat it :Favim :Rasisa

横浜・戸塚 美容室【IRICO】 stylist

1990生まれ、湘南生まれ湘南育ち、普段は丸メガネかけてます

カラーは「何でもゴザレ」大の得意です

カット、パーマ、縮毛矯正は「似合う」を「乾かすだけで」をモットーに

【出会いは宝物】

このWebでお会いしたのも何かの縁、よろしくお願いいたします

[略歴]

山野美容専門学校卒後、美容師に

 カラーリストとして、スタイリストとして

 都内、神奈川県内にて10年勤務のち独立

個人メディア「Shota Yamashita」ライター

「Team Someshi」代表

 

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