Shota Yamashita | 山下正太

山下正太 official site 横浜・戸塚 IRICO

ピンチをチャンスに変える、【傷みすぎた髪】へのアプローチ

May 30, 2016
6433 views
約 9 分

初めましての方もそうでないかたも、こんにちは ヤマシタショータです

1日5名様限定予約でフリーランスの美容師をしております

ここでお会いしたのも何かの縁、今日は少しばかりお付き合いくださいませ

髪、傷みすぎちゃったかな・・・と感じる方

1年も2年もカラーやパーマをお休みできますか?

できませんよね!?

ではこちらをお読みください

傷みすぎて、パーマできない、カラーできない、はウソか?

img_2627

みなさま、経験ありませんか?

  • 「傷みすぎてて、パーマとかカラーとか出来ないですよ、しばらく休ませてください」
  • 「だいぶ傷んできてるので、カラーやパーマは次にしませんか?」

などなど、 美容室で言われた事あるかたも多いと思います   この言葉、少し矛盾を感じています

髪のダメージは時間がたてば回復するのか?

img_2650

あまりハッキリは言いにくいのですが、ハッキリ言って回復しません

  • 髪の毛は、休ませたって、治りません!
  • 髪の毛は、トリートメントを毎日したって、治りません!
  • 髪の毛は死滅細胞であり、お肌のように傷ついても回復しません!
  • トリートメントだって、傷んだ髪は治せません!

その証拠に、髪の毛は切っても痛くないし、血もでません

お肌は、痛くて、血もでるから、回復能力があるんです(血液が栄養などを運び、細胞分裂によって補修される)

じゃあトリートメントはというと、 たしかに髪の毛に必要な成分は入っていますが、 それが髪の毛自体に結合する様には出来ていません

トリートメントは、髪の毛の表面にコーティングを作って、保護するものであり、残念ながら補修能力はありません  

では、なぜ美容室で「髪を休ませて、トリートメント頑張ってください」と言うのだろうか

img_2629

これは、なぜでしょうか

 

髪を休ませてる間にも髪は伸びます、

その伸びた分、傷んでいるところの髪を切り落とす戦法ってことも考えられますが

2ヶ月休ませたって、髪は2cmしか伸びません

毛先2cmだけがやけに傷んでいるなんて方はいませんよね

切り落とすなら、5-10cmは切らないとダメです

つまり、伸びた分、傷んでいるところの髪を切り落とす戦法は、相当な時間を休ませないと意味がないのです

軽く半年から1年くらいは休ませないと、意味がありません

うらやましくもそれが待てるスローライフをおくっている方には最善策だと思いますが、この忙しい世の中、そこまで待てる方は少ないように思えます

 

繰り返しになってしまいますが、

では、なぜ美容室で「髪を休ませて、トリートメント頑張ってください」と言うのだろうか

美容師ですら「トリートメントは髪の毛を補修すると」思い込んでいるパターン

img_2654

美容師ですらトリートメントは髪の毛を補修すると思い込んでいることも多いように感じます

もちろん、トリートメントってものは素晴らしいものであることは間違いないです

パサパサしたかみもツヤツヤになるし、手触りだってやわらかく、扱いやすくなる

ただ一つ間違ってはいけないのは、”補修されているわけではない”ということ

トリートメントを頑張ってツヤツヤサラサラの髪をゲットできた、それは大変素晴らしいことです!

ですが、その髪は”薬剤に対しても強くなったわけではないのです

そこを勘違いしやすいのかもしれません

そうなってくると、多少傷んでても、そこに無理なくパーマやカラーが出来る方法、またはデザインを考えることは非常に大事なことなのではないかと感じるのです

傷んでいても、無理なくパーマやカラーを出来る方法、またはデザインとは

img_2624

敵を倒すには、まず敵を知ること  

まずそもそも、なぜダメージが起きるのかといいますと、サロンでの薬剤によって傷むことが大部分です

日常生活でそれほど傷むなんてことはありません

必ずと言っていいほどパーマやカラーや縮毛矯正などのケミカル施術で、こじらせてます

 

ダメージの種類は、大きく分けて2つです

1.薬剤によるアルカリ負け

アルカリ負けとは

美容室で扱う薬剤は”アルカリ性”でできています

健康な髪の毛は”弱酸性”でできています

本来であれば、髪の毛には多少アルカリ性に傾いても弱酸性に戻ろうとする能力があるのですが、 その戻る能力以上にアルカリ性の薬剤を使用してしまうと、戻れなくなってしまうのです

そして、そうなってしまうともう二度と弱酸性に戻ることはありません

2.高温熱によるタンパク変性

タンパク変性とは 髪の毛はタンパク質でできています

美容室で行うカラーやパーマ、縮毛矯正はその”タンパク質を操作することによって、効果が出るものなのです

ですが、その”タンパク質”は極端に強いアルカリ性薬剤や、極端に高い温度ではもとの姿を保てなくなってしまうのです

そして、その変質してしまったタンパク質は、二度ともとには戻りません

 

のどちらかでしょう

敵を知ったら、次はどう攻略するか、ですね

傷んだ髪へのカラーやパーマをする方法なんてまともな技術では出来ません

img_2653

ぶっちゃけ、まともに戦ったら勝ち目ナシです

普通なら火に油を注ぐようなもんですからね、 基本はお断りしてしまうと思います、丁重に

 

でも、本来の美容師のあるべき姿は、「お客様の気持ち」のためにあるべきだと思うのです

あなたの髪の状態だけで、できる、できないを判断するのは少々、心苦しい

あなたが「カラーしたい」「パーマしたい」というんであれば、できる方法を考えつくすのが美容師の役割だと感じています

 実際、考え方一つ、アイデア一つでどうにかなるものもあるのです

待てない方、やりましょう、ダメージ毛にカラーやパーマ、縮毛矯正。

img_2642

あくまで、待てない方へ、です

コンディションがいい状態でやったほうが何事もキレイに、長持ちするということは前提でお話させていただきます

成功スタイルと失敗スタイルの差はなにか

まず、バッドコンディションの方がサロンで施術をお断りされてしまう原因は、担当美容師がスタイルをキレイに完成させられないと判断したからです

ハッキリ言うと、「おそらく失敗するだろう」と判断したからですね

ここでいう失敗とは、

  • カラーの色が入らない
  • 色が入ったとしても、その薬剤のせいで毛先がチリチリ
  • パーマをかけたらチリチリ
  • ごわつきまとまらない

要は、ダメージのせいでデザインできないのです

デザインをコントロールできなければ、それは失敗と呼びます

 

逆に、

極力チリつきゴワつきを抑える施術方法を考え、それでも出てくる多少のボリューム感をデザインの中に組み込めたら、それは成功といってもいいのではないでしょうか

 

例えばですが、

  • ダメージをコントロールできていない状態:失敗

FullSizeRender 15

対して、

  • ダメージをコントロールできている状態:成功

FullSizeRender 14

両方とも、ダメージにより髪の広がりはあるものの、2枚目の写真はゴワつきによるボリュームの出る位置を調整して、むしろデザインとして生かしています

これを目指してカラーやパーマなどのケミカルプロセス、仕上がりのデザインを作っていきます

髪に無理をさせないカラー、パーマのプロセスとは

結論、なにをするのかというと、 今あるダメージに、ケミカルの工程を手伝ってもらうという事です

どういうことかというと、

パーマでも、カラーでも、縮毛矯正でも、 薬剤で髪の毛をアルカリ性に傾けるという工程があります

これは、髪の毛に薬剤をしっかり浸透させるために必要な工程です

髪の毛は防水なので、アルカリの力を借りないと浸透しないのです

 

このアルカリ性に傾けるという工程、薬剤パワーではなく、ダメージ毛の特徴が代わりの役割をしてくれます

ダメージ毛は通常時でもアルカリ性に傾いているので、有効利用できるのです

傷んでくれていてありがとう、とは言いすぎですが、使わせていただきます

 

  一つの例でしたが、 ダメージ自体を利用して、無理なくパーマやカラーをすることはなんとか可能なのです

 

あ、でも勘違いしないでくださいね

アウトかセーフでいったらダメージ負ってる時点で「アウト」ですよ!

でもなんとかできるってだけです、ガンバッテルンデス  

多少のゴワつきをデザインにかえるカットとは

やはりダメージ毛にパーマやカラーをするわけですから、多少のゴワつきは出てきます

それは致し方ないことですし、多少にとどめるために、頑張ってます!

 

では、そこで出てきてしまったゴワつき、デザインに変えましょう

 

人の頭は、完全な卵型ではありません

自然にしておいたら、ボリュームが出て欲しくないところにボリュームがでたり、

逆に欲しいところがぺたんこになったりするのです

 

特に、ダメージでのゴワつきによるボリュームはコントロールしずらく、割と上の方に嫌な感じで出てきてしまうことが多いのです

FullSizeRender 15

このバランスを反転させるためだけに全神経を注ぎます

上をペタンコに、下の方にボリューム感を持たせるために、格闘します

FullSizeRender 14

このバランスを目指します

骨格は人それぞれですので、ボリュームを出したほうがいい場所は多少違ってくるのですが、

とにかく、意識することはつぶしたいところをつぶすということです

 

先述したように、ダメージによるゴワつきはコントロールしづらいものです

ゴワついてしまっているところは、なにをしてもボリュームが出てしまうものなのです

ボリュームはほっといても出てしまう状態ということは、つぶしたいところをつぶすしかないのです

 

ダメージ毛においてのデザインのキモは、【いらないところをいかに無くせるか】にかかっています

では、再起不能に見えるほどのダメージ毛に関しては

img_2657

  先ほどのやり方でもどうしても無理なほど傷んでいる方は、 最後の砦 『ロレアル ファイバースーティック』 があります  

ファイバースーティックは、傷んで中がバラバラになってしまった髪の毛を、なんとガラスの繊維で再構築してしまおう、という突拍子もない薬剤です

これ作った人、なかなか頭が飛んでます そんな飛んでしまった方のおかげさまで、僕もあなたも救われるんですけどね  

この薬は、でも最終手段ですよ、だってあなたの髪、ガラスになるんですよ

なんだかんだ、やろうと思えばできることもある

img_2643

傷んでしまったものはしょうがない

治らないし、 傷んだとこを切ったら10cm短くなってしまう  

なら、無理なく、多少無理しても、綺麗になって帰ってもらいたいのです

 

そのために、考えているのがこの記事の、無理をさせないケミカルプロセスであり、無理をさせないデザインなのです

 

やりたいようにできれば、今度は健康な髪の毛のためにまた進めばいい  

僕が恐れているのは、ダメージを恐れるばかりに、あなたの行動が制限されすぎて   「こんな風に、あんな風にしたいなぁ、私にもできるかな、似合うかな」   というワクワク感や好奇心がなくなってしまうことです

美容界のブラックジャックヤマシタショータの仕事は、あなたが本当に望んでいることを叶えることでありたい

  • 本当はやりたい髪型があるけど、傷みすぎちゃった
  • 他のサロンで傷みすぎで断られてしまった
  • 染めたり、かけたりが好きだけど、いつも傷んでしまい、キープできない

そんな症状がでたら、ぜひ相談してください

多少のお説教つきになるかもしれませんが、きっとお力添えできると思っています

では!    

出典:We heat it :Favim :Rasisa

横浜・戸塚 美容室【IRICO】 stylist

1990生まれ、湘南生まれ湘南育ち、普段は丸メガネかけてます

カラーは「何でもゴザレ」大の得意です

カット、パーマ、縮毛矯正は「似合う」を「乾かすだけで」をモットーに

【出会いは宝物】

このWebでお会いしたのも何かの縁、よろしくお願いいたします

[略歴]

山野美容専門学校卒後、美容師に

 カラーリストとして、スタイリストとして

 都内、神奈川県内にて10年勤務のち独立

個人メディア「Shota Yamashita」ライター

「Team Someshi」代表

 

See more info

Most Viewed Posts